- 看護師を辞めたいけど収入が不安で辞められない
- 看護師を辞めて後悔してる人ってどんな人?
- 看護師を辞めた後、やりたいことがなくて不安
「看護師を辞めたいけど本当に辞めていいのかな」と悩んでいませんか?
身体的にも精神的にも過酷な看護師の仕事。辞めたいと思っている人は約6割以上いるといわれています。
しかし「看護師を辞めて後悔したくない」と悩みながら看護師を続けている人も多くいます。
一方で実際に看護師をやめて後悔している人がいることも事実です。
後悔しないためにも準備をしておくことは大切です。
この記事では「看護師を辞めてよかったことや後悔していること」「看護師を辞めるまでの準備」を体験談とともに解説いたします。
看護師を辞めたくなる理由は?
看護師をしている人なら誰しも一度は「看護師を辞めたい。」と考えたことがあるのではないでしょうか。
看護師は「責任の重さ」「感染のリスク」から精神的疲労が大きい仕事です。
実際に「看護師を辞めたい」と考えるている人は多くいます。
看護師のつらい理由で6割以上を占めたのが「責任の重さ」でした。
辞めたくなる3つの理由
1.責任が重い
看護師の仕事は失敗が許されないことが多く責任がとても重いです。
特に病院で働く看護師は命にかかわる業務がほとんど。ミスの許されない輸血や点滴の管理、誤薬、窒息、転倒などのリスクもあり常に緊張状態が続きます。
2.人間関係の悩み
女性の割合が多くチームで働くことの多い看護の現場は人間関係の悩みをかかえる人も多くいます。
- 医師や先輩がこわすぎる
- 派閥にふりまわされる
- いじめが多い
- 看護師は性格がキツい人が多い
特に新人看護師は、先輩看護師にキツく当たられたり派閥にふりまわされることも。
3.不規則な生活リズム
病院や施設は昼夜問わず働くシフト勤務。
不規則な生活リズムから、不眠や生理不順など体調を崩す看護師も多いようです。
職場別の辞めたい理由
職場によっても悩みはさまざま。
看護師辞めたいと思う瞬間
— しの🔰 (@t_____iki) October 30, 2021
①命を預かることへの責任感の重さを感じた時(インシデントなどで)
②医者やPTが隣で突っ立ってる中ひとりで排泄処理してる時
③土日出勤した時
今日は病棟のお局大集合のシフトで死ぬかと思った、メンタルが
— 🔰看護師辞めたい (@Uay3Gc) September 19, 2021
ある看護師はずっと私への態度や様子が違います。注意と言うより責めながら言われます。
就職先は希望していた急性期病棟なのですが、日々の忙しさと責任の重さに耐えられません。
夜勤明けは自律神経がおかしくなり、眠れない日があったり、明けに行動すると次の日まで疲労を引きずることもあります。自己免疫が低下しているようで、カンジダになったりものもらいになります。
看護師を辞めてよかったこと
看護師を辞める3つのメリット
実際に看護師をやめて感じたメリットは以下の通りです。
1.健康になった
看護師の仕事はとにかく重労働。身体的にも精神的にもきついのが本音…(´;ω;`)
こんな悩みはありませんか?
- 腰が痛い
- 肌あれがひどい
- 寝つきが悪い、寝ても眠い
- 過食、食欲がない
- 生理痛がひどくなった
- 元気が出ない
実際に私も急性期の病棟で働いていた時はボロボロでした。
しかし看護師を辞めた今はすっかり健康体に。
中には夜勤をやめただけでも体調が劇的によくなった人もいます。(私の母も看護師ですが、夜勤をやめただけで健康になったとか…。)
2.ストレスが減った
看護師を辞めてからはとにかくストレスが減りました。
3.プライベートが充実
身体的にも精神的にも、かなり楽になったので仕事以外の時間が充実するようになりました。
買い物に行くと「自分へのご褒美を爆買い」。看護師として働いていた頃はストレスからお金使いもすごく荒かったです(´;ω;`)
リアルな声は…
思い切って看護師辞めてOLし始めて1週間、QOL爆上がりしたし、仕事ってこんなに余裕を持ってできるものなんだって思った。どれだけ看護師が忙しすぎて人権がなくて先輩も鬼なのか実感できた。
— 元看護師 (@5gHRpkdVq5uvnlN) November 4, 2021
あの時看護師スパッと辞めてよかった〜って話しは聞くけど、辞めて後悔した話は全く聞かない
— John メンズ美容看護師🏥🚑 (@nurseman95_) November 25, 2020
看護師で思い切って仕事辞めて後悔した人見たことなくて嬉しい
— Pepe@保育園 (@pepekanngoshi) May 22, 2021
私の周り限定だけど看護師で勇気出して仕事辞めて後悔している人1人も見た事ない。皆んな休んで元気になって笑顔取り戻している
— 油淋鶏@110回組 (@yuri110kai) August 10, 2021
看護師を辞められない理由
「看護師を辞めたい」と思っていても、なかなか辞める決断ができない人も多くいます。(私もそうでした…。)
私が看護師を辞められなかった理由は2つ
- お金の不安
- 辞めることへの罪悪感
お金の不安
まず1番は「お金の不安」でした。
「看護師でいてよかったこと」のアンケート結果は以下の通りです。
約半数の人が雇用と経済的安定を看護師のメリットとあげています。
つまり看護師を辞める=雇用と経済的な安定を失うことになりかねないということです。
お金の不安から「本当は辞めたけど辞められない」看護師も多いのではないでしょうか。
辞めることへの罪悪感
2つ目の理由は「罪悪感」です。
「せっかく看護学校に行かせてもらったのに」
「せっかく頑張って資格をとったのに」
こうした思考が罪悪感のようにのしかかり辞められない理由となっていきました。
看護師を辞めて後悔したこと
「看護師を辞めて後悔はしていない」と答えた人がいる一方で辞めて後悔している人がいることも事実です。
ここからは、私の失敗談とともにご紹介します。
1.収入が減った
看護師がどれだけ収入面で恵まれていたか思い知らされました。
私の住む県では最低賃金は約800円程です。※看護師パートの平均時給は1500円。
収入が減ってしまう分、やりがいを強く感じなければ続きません。よっぽど「楽しい」「仕事が大好き」と思えないと、結局働くことがつらくなってしまうからです。
2.人間悩みは変わらない
人と仕事をする以上、人間関係の悩みから解放されることはありません。
それどころか看護師の職場より人間関係が悪いところは多くあります。
3.面接に受からない
看護師として面接に行き「受からなかった経験」をした方は少ないのではないでしょうか。
今まで看護師の転職で苦労したことがなかった私も、正直転職をなめていました。
Nsの友人が看護師を辞めて医療系の雑誌などを編集する会社に転職成功🌟
— さくら🌸副業している看護師ブロガー🌸 (@sakura_diarys2) November 4, 2021
看護師の転職は割と選ばなければ見つかるけど友人は一般企業30社くらい受けてたかな🤔?
看護師だって他の仕事したいときありますよね😂とりあえず友人ちゃんおめでとーう🥳❤️
看護師を辞めるまでのステップ
ここからは、実際に看護師を辞めて後悔しないために知っておくことをまとめました。
1.辞めたい理由を明確にする
まず最初に辞めたい理由を明確にします。
看護師を辞める前に考えておくことで決断後の後悔を減らせるからです。
辞めたい理由をはっきりしておくことで看護師を辞めずに解決方法が見つかる可能性もあります
- 夜勤がキツイ⇒日勤の職場
- 残業が多くてしんどい⇒急変の少ない「介護がメイン」の職場
- チームで働くのが苦手⇒自分のペースで働く「訪問看護」
- 病院の雰囲気に疲れてしまう⇒「企業や保育園」医療行為のない職場
- 人間関係にすぐ悩む⇒スタッフと関わらない「派遣看護師」
辞めること以外の選択で解決できることも◎
- 休職
- 部署移動
- 転職
特に人間関係で悩んでいる看護師の場合は、転職先の選び方で解決できる場合も多くあります。
なぜなら、同じ看護師でも職場や雇用形態で人間関係のストレスをへらすことが出来るからです。
人間関係に悩んでいる看護師さんにおすすめなのが転職サイトの利用です。
転職サイトではアドバイザーの方が内部事情を聞き出してくれます。
内部事情を求職者に伝えるは企業側にもメリットがあるんですね。
実際に人間関係に悩みやすい人におすすめの職場をアドバイザーにきいてみました♪
1番のおすすめは「訪問看護師」
⇒ちなみに推奨しない職場もきいてみました。
転職サイトでは、求職者の性格も考慮して転職先を選んでくれるので自分で探すよりも失敗のリスクがへります。
人間関係が原因で転職を繰り返している看護師さんは一度利用してみる価値があるので、ぜひ無料登録してみてください。
転職サイトはLINE相談で気軽にやり取りのできる「看護のお仕事 」がおすすめです。≫【体験談】看護のお仕事で転職するメリット、デメリット
2.お金の準備をする
2つめのステップはお金の準備です。
- 生活費の確保
- 失業保険について知る
生活費の確保
看護師を辞めると収入が減る可能性が高いです。
家賃の安いところへ引っ越す可能性もでてくる人も。最低でも失業手当がでるまでの3か月分は必要な生活費を貯めておくと安心です。
失業保険について知る
失業保険は自分で手続きをしないともらえないお金です。職場に用意してもらう書類もあるので、事前にしっかり理解しておく必要があります。
3.円満退職に向けた準備をする
看護師は円満退職が非常に難しいです。
どこも看護師不足なので高確率で引き止められます。
中にはしつこい引き止めにあったり、不利な条件を出してくる職場も。
「有給を消化させてくれなかった。」「退職金をカットされた」なんてことにならない為にも円満退職したいですよね。
過去4回の転職をした私が1番円満に退職した理由は「引っ越し」でした。
看護師が引きとめられにくい退職理由7選
— ハチ🧑🏻💻精神科看護師YouTuber (@nursehachiblog) November 6, 2021
・体調不良
・夫の転勤
・結婚や出産
・家族の介護
・家業を継ぐ
・スキルアップ
・認定Nsや専門Ns取得
外力がかかっている理由は引きとめられにくい。逆に自分の努力や調整でどうにかできる理由は引きとめられる・・・看護師の闇・・・悪い意味で考え方が昭和
「言い出すのがこわくてなかなか辞められない」「不利な条件で言いくるめられそう・・」
そんな方におすすめなのが退職代行サービスです。
値段はちょっと高めですが…嫌な上司と話す必要もなく、お菓子を持って退職のあいさつをしなくて済む代行サービスは最終手段にもってこいです。
4.新しいスキルを身につける
後悔しないために準備しておくこと4つめは「新しいスキルを身につける」です。
冒頭でもご紹介した通り、看護師をやめて後悔している人の理由は「収入の減少」と「雇用が不安定」です。
これはきびしい言い方をすると「新しいスキルを身につけないと働くことが難しい」とも言い換えられます。
やりたいことが明確にある場合は置いておいて、中には「新しく何を学んだいいかわからない」人もいると思います。
そんな方におすすめなのが、看護師の経験と自分の興味があることをかけあわせる方法です。
⇒ 例えば
- 看護師 × 心理カウンセラー
- 看護師 × ヨガトレーナー
- 看護師 × アロマセラピスト
他にもネット上で看護師の知識をいかせる仕事もあります。
- 看護師の経験をいかしてネット記事をかく
- 看護師体験談をブログにかく
特にHSP(繊細気質の方)は「在宅ワークの仕事もあるんだ」と知っておくだけでも、気持ちが軽くなります。
※看護師さんはHSPの方が多いとのデータも。
在宅ワークやHSP(繊細気質)については、以下の記事で詳しく解説しています。
≫【HSPおすすめ在宅ワーク】初心者向けの7選、はじめ方を解説
看護師を辞めてやりたいことがない方へ
最後に「看護師を辞めてやりたいことがない」人におすすめの働き方をまとめました。
「看護師を辞めた後にやりたいことがない人」にとって派遣看護師に転職するはおすすめです。
なぜなら、いきなり看護師を辞めると収入の低さに後悔してしまうことになってしまうからです。
少ない勤務日数で高収入を得られる派遣看護師は、時間にも余裕ができ新しいスキルを身につけたい人におすすめの働き方。
新しいスキルを身につける他にも 派遣看護師をしながら「自分の好きな仕事をすること」もできます。
せっかく自分が好きな仕事に出会えたとしても、収入が減ってしまうことは十分に考えられます。
派遣看護師では長時間勤務にしばられることなく、生活に必要な最低限の収入が得られます。
・週2日派遣看護師として働き、週5日はスキルを身につける時間にする
・週1,2日を単発の派遣看護師として働き、週3日好きな仕事をする
【体験談】派遣看護師
実際に私も看護師をやめる前の2年間は派遣看護師をしていました。
派遣看護師+「自分の好きな仕事」をする場合、もうひとつ大きなメリットがあります。
それは「看護師を辞める罪悪感」を感じなくていいことです。
「派遣看護師ってデメリットはないの?」と思った方は、登録の前に以下の記事をチェックしてみてください。
≫【体験談】働いてわかった派遣看護師のメリットデメリット
まとめ:辞めるか悩んでいる看護師さんへ
まだまだ「転職」には悪いイメージがあります。
「3年は努めないとダメ」「正社員じゃないとダメ」そんな考えが根強く残っていた日本ですが『終身雇用の崩壊』と言われている今、転職推奨派が増えてきました。
仕事は相性です。自分に合わない職場で働き続けるのはデメリットしかありません。
「看護師向いていないな」と悩みながら、ボロボロになるまで続けてしまう看護師さんいます。
あらためて看護師を辞めて後悔しないための4つの準備をまとめると
- 辞めたい理由を明確にする
- お金の準備をする
- 円満退職に向けた準備をする
-
新しいスキルを身につける
「今すぐ辞めたい」「辞めてあとのやりたいことが見つからない」方は、派遣看護師で最低限の生活費を稼ぎながら新しいスキルを身につける方法がおすすめです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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